明け空の展望台

ヤフブロより移転。ぷよの二次創作ゲームを作る者です。よろしくお願いいたします。

接吻 シグアミ

注意:今日はキスの日ということで、今回はキスシーンだらけです。
    ある程度察することができると思うけど、久々に結構不健全なのでお気をつけて。
 
 

 
 
 
 
5月22日 PM 3:45 ナーエの森
 
 
 
ある日。アミティはナーエの森でシグを探していた。
 
 
 
アミティ「うーん・・・どこにいるんだろう・・・
 
シグ「・・・
 
 
 
シグは1つの木によっかかってすわり、本を読んでいた。
 
 
 
 
アミティ「シグー
 
シグ「あ、アミティ
   ちょうどいいところに来た
 
アミティ「なにしてるの?
 
シグ「本読んでた
 
アミティ「えっ、見せて!
 
 
 
 
アミティは昆虫図鑑のようなものだろうと思い、シグの本を覗き込んだ。
 
そこには、思春期の彼女にとって見覚えのあるようなないような言葉が書いてあった。
 
 
 
 
アミティ「ぐりるぱる・・・つぁー・・・?どこかで見たような・・・・。
 
シグ「うん。グリルパルツァー。
   遠い世界の、とっても賢い人の名前なんだって。
 
アミティ「で、ここに書いてあるのなんて読むの・・・?
     せつ・・・せっ・・・なにこれ?
 
 
 
アミティは「接吻」という漢字を読めずに居た。
 
 
 
シグ「せっぷん、っていうんだよ。
   意味、わかる?
 
アミティ「わかんないよ・・・あ!思い出した!
 
シグ「?
 
アミティ「えーっと、そのね、確かキスっていう意味なんだよね!
 
シグ「うん。そうだよ。
 
アミティ「キス、かぁ・・・・
 
 
 
アミティは何を考えたのか、顔をちょっと紅くさせている。
 
 
 
シグ「じゃあ、今日は何の日か、わかる?
 
アミティ「5月23日だよねぇ・・・なんかあったっけ?
 
シグ「今日はキスの日っていうんだって。
 
アミティ「へぇー・・・だからこの本を読んでたんだね。
 
シグ「うん・・・。だからさ・・・
 
 
 
 
シグはアミティの肩を掴んだ。
 
アミティはシグから発せられる圧力を感じて、つい動きが固まった。
 
 
 
シグ「今日はいっぱい・・たくさんキスしよう?
 
アミティ「!!!!
 
シグ「だめかな?
 
アミティ「う、ううん、いいよ!やって!
 
シグ「わかった。やろう。
 
 
 
 
 
 
シグ「アミティ。グリルパルツァーの「接吻」っていうの、読んだことある?
 
アミティ「ちょっとだけなら・・・
 
シグ「じゃあ、覚えてるぶんはアミティがやって。
   わからないところは僕がする。
 
アミティ「えっう、うん////
     まず始めは・・・手のひらが・・・尊敬のキスだったよね。
 
 
 
アミティはシグの赤い左手に唇を重ねた。
 
 
 
アミティ「・・///
 
シグ「きもちいいー
 
アミティ「つ、次は・・額の上が、愛情のキスだったね。
 
シグ「うん
 
アミティ「・・・///
 
シグ「目、閉じたほうがいい?
 
アミティ「あ、うん、お願い。
 
 
 
シグは黙って目を閉じた。
 
 
 
アミティ「うぅ・・・照れるなあ・・・///
 
シグ「早くー
 
アミティ「わかったよ//
 
 
 
アミティはシグの額にキスをした。
 
 
 
アミティ「シグの髪の毛・・・いい香りだね・・・//
 
シグ「そーかなー?
 
アミティ「次は・・・覚えてるよ!頬の上なら満足感のキスだよね!
 
シグ「そうだよ。
 
アミティ「いつも一緒にいられて、あたし嬉しいよ!
 
 
 
 
そう笑顔で言い、アミティはシグの右頬にキスをした。
 
 
 
 
シグ「なんだろう 僕も照れてきた・・・
 
アミティ「当然だよ・・・
     えーっと、次は・・なんだっけ・・・・・・・
 
シグ「唇の上が、愛情のキスだよ。
 
 
 
 
シグはアミティと唇を重ね、強引に舌を絡めた。
 
 
 
 
アミティ「ん・・っ・・・・!!
 
シグ「・・・
 
 
 
 
アミティは自らの口に侵入する甘い感触に心を奪われ、溶かされていた。
 
気づくと自分も自然と舌を絡めていた。
 
辺りにはその絡まりあう、いやらしい音が響き渡る。
 
 
 
 
シグ「・・・ん、このくらいかな
 
アミティ「はぁ・・・びっくりしたよ・・急に唇奪ってくるなんて・・・・・・ふぅ。
 
 
 
 
シグがしばらくして口を離すと、二人の口から唾液が糸のようにかかっていた。
 
アミティは顔を真っ赤にして息を荒げていた。
 
 
 
 
シグ「アミティ 顔真っ赤ー
 
アミティ「シグのせいだよ・・・・
 
シグ「それで、次は?
 
アミティ「ほぇ?
 
シグ「まだ終わってないでしょ。接吻。
 
アミティ「あ、ああ。うん・・えっと、次は・・・
     閉じた目の上なら憧憬のキスだ!目、閉じて!
 
シグ「うん
 
 
 
シグは目を閉じ、アミティはその上に唇を重ねた。
 
 
 
 
シグ「うぅ くすぐったい・・・
   アミティの口 やわらかいね
 
アミティ「そんなこと言われたらちょっと恥ずかしいよお・・
      ええと、次が・・掌の上なら懇願のキスだよね。
 
シグ「うん
 
アミティ「・・・
 
 
 
アミティはなぜだか困ったような顔をして、動こうとしない。
 
 
 
シグ「どうしたの?
 
アミティ「掌って・・・・どこ?
 
シグ「多分ここだったと思うよ。
 
 
 
シグは自分の手のひらあたりを指差した。
 
 
 
アミティ「そっか。じゃあ・・・うん。
 
 
 
アミティはシグの左手をとった。
 
 
 
アミティ「シグの手・・・おっきいんだね・・・
 
シグ「左手は危ないよ?
   右手のほうが・・・
 
アミティ「ううん、あたし・・シグのこの手・・・好きなの。
     だから・・・・
 
 
 
アミティはシグの左手にキスをした。
 
 
アミティ「・・・えへへ。
 
シグ「うぅ///
 
 
 
 
シグは嬉しかった。
 
こんな左手でも気にせずに接していつも笑ってくれる、そんなアミティのことが、
 
彼はなにより大好きなのだ。
 
 
 
アミティ「シグもだいぶ赤くなってきたね。
 
シグ「え、左手?
 
アミティ「そっちじゃなくて、顔。
 
 
 
シグはあわてて頬を触った。どことなく熱い。
 
シグもアミティも、お互いに照れてしまい、顔が赤くなっていた。
 
そんな互いの姿に、二人は惹かれあう。
 
 
 
 
シグ「・・・言われてみれば顔が熱いかも。
 
アミティ「シグもやっぱり照れるんだね・・・
 
シグ「でもアミティは顔真っ赤だよ。
 
アミティ「当たり前だよ・・キスするほうもドキドキするんだからね?
 
シグ「わかってる
 
アミティ「ホントかなあ・・・
 
シグ「じゃあ次は?
 
アミティ「掌の次、だよね・・・
     えっと、腕が欲望のキス?
 
シグ「正解
 
アミティ「・・・んっ
 
 
 
アミティはシグの腕に口付けした。
 
 
 
アミティ「・・ふぅ・・・
 
シグ「アミティ あともう一箇所
 
アミティ「えっ?もう一箇所?
 
シグ「うん。
 
アミティ「もう片方の腕ってこと?
 
シグ「そうじゃなくて、腕以外にももう1つ欲望のキスの場所があるんだけど、
   覚えてない?
 
アミティ「うーん・・・覚えてないや
 
シグ「わかった 教えてあげる
 
 
 
シグはアミティの首に、吸い付くようなキスをした。
 
 
 
アミティ「ひゃっ・・・!
 
 
 
くすぐったいような、甘く奇妙な感触が彼女を包みこむ。
 
そして、アミティは「欲望のキス」の意味を理解したような気がした。
 
ちょっと時間が経ってから、シグは唇を離した。
 
 
 
 
 
アミティ「はぁ・・はぁっ・・・・なんだろ、この感覚・・
     まるでシグに何か欲されてるみたい・・・
 
シグ「欲望のキス、だもんね。
 
アミティ「へぇ・・・そういうことなんだね・・・
 
シグ「じゃあ、腕と首なら欲望のキス、最後は?
 
アミティ「さてその他は、みな狂気の沙汰。だったよね?
 
シグ「意外と知ってたんだね。アミティ。
 
アミティ「自分でもどうして覚えてたのか良くわからないや。
     けど・・・その他が狂気の沙汰ってなんなんだろうね?
 
シグ「ん、知りたいの?
 
アミティ「うん!とっても気になる!
 
 
 
探究心が溢れるアミティの眼はキラキラ輝いていた。
 
 
 
シグ「・・・わかった。
 
 
 
 
そういうと、彼は急にアミティをドサッと押し倒した。
 
シグはアミティの背筋をそっとなぞる。 
 
 
 
 
アミティ「・・・ん・・・ぅ・・ぁぁっ、・・・
     はぁっ・・・ちょ、シグ・・・何してるの・・・・
 
 
アミティは奇妙な感触に身体をぷるぷる震わせながらシグに聞いた。
  
 
シグ「・・知りたいんでしょ?
 
アミティ「う、うん・・・
 
 
 
 
意地悪な笑みを浮かべるシグの問いかけに、アミティは恐る恐る答えた。
 
 
 
 
シグ「狂気の沙汰、教えてあげる。
   ・・・アミティの身体でね。
 
 
シグはアミティの耳元に、誘惑するような甘い声でそうささやいた。
 
 
 
 
 
アミティ「えっ、・・・・待って・・やめっ・・・
 
 
 
 
 
その後、彼女はシグにあんなこととかこんなこととかいろいろされたらしいが、
 
それは別の話。
 
 
終わり